損益分岐点 - 損益分岐点分析を行う

(4)損益分岐点分析を行う
①損益分岐点を捉える
総費用線と売上高基線の交点を損益分岐点、BEP(=Break Even Point)と言う。将に損益の分岐点を表す交点でBEP の売上高は総費用と一致する売上高であるので、このBEP の売上高を超えると利益が生じ、BEP 売上高以下であると損失が発生する利益の分岐点となる利益ゼロの売上高である。
この利益を数式で表せば、売上高基線から総費用線を差し引いてy=(1-b)x-aで表される。
このときの売上高を算出するには、売上高をあらわすxの式に置き換えてx=(y+a)/(1-b)となる。この数式が分析の計算式である。
②目標利益売上高を算出する
例として、現在、売上高:100 億円、変動費(=売上原価):50 億円、固定費(=販売費):45 億、利益:5 億円の事業を採り上げる。
変動比率は変動比率=(50/100)*100=50%である。
課題として、
課題:「投資として人を採用し、かつ設備を購入しました。固定費としての人件費と減価償却費が10 億円アップになった。利益は今までどおり5 億円確保したい。このときの確保すべき売上高はいくらか?」
解答は目標売上高であるx=(y+a)/(1-b)=(利益+固定費)/(1-変動比率)
=(5+55)/(1-0.5)=120 億円となる。
以上、みてきたように、損益分岐点分析は経営投資によって生じる現状に対する固定費と変動費の増分を捉えることが出来れば、経営上重要な利益目標に対する売上高や損益分岐点売上高を容易に算出すことが出来ることになる。
この理由から、投資の収支分析に最も活用されるメソドロジーとなっているわけである。

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