事業定義-1 想定ビジネス

 今日伺いますと、先日のCSFとコアコンピタンスを関連付け、事業定義を進めていました。
 山田氏:CSFとコアコンピタンスを関係付けてみると当事業部のみで施策として実施するに
      予算と要員能力の観点で荷が重い今後のコアコンピタンスがありますね。
      たとえば、今回出てきました「ポータルサイト構築事業」ですが、CSFが「企業と
      生活者を結ぶポータルサイトの構築」に対する現有のコアコンピタンスは「webサイト
      設計,構築実績」と「CATV局のサーバー運用」で楽天やライブドアのようなポータル
      サイトにするための今後のコアコンピタンスとして「ビジネスモデル構築スキル」が
      上がりました。
      このコアコンピタンス育成するのは大変な気がします。
 私  :そうですね。大変かどうか事業化の考え方を整理してみましょう。そうするとより明確
     に見えてくるでしょう。
     まず、相当の投資が必要でも事業としての収益の可能性があれば、事業として成り
     立ちますので、今後のコアコンピタンスを育成して事業すれば良いですね。
     事業としての可能性が無ければ、事業としては止めるか、またはこのコアコンピタンス
     をはずして、「ホームページ作成ビジネス」として他の事業の1つのビジネスとして位置
     づけることになります。
     いづれにしても、事業を定義してみることが必要で、そうすることでより明確になると思
     います。
 山田氏:そうですね。
     事業定義では事業が良く分かるように記述したいのですね。事業と言うからには収益
     が上がるという記述が必要ですね。
 中川氏:当然、お客さんや市場といった販売対象とそのニーズの見極めが必要ですね。
 上野氏:販売対象に売るべき商品やサービスもいるのではないでしょうか。
 山田氏:そうだな、事業を定義するに必要な要件を整理してみよう。
      CSFは事業方針と考えれば良いから、この下で、
      まず、コアコンピタンスを持ったビジネスの対象となる「商品やサービス」の定義が
      必要ですね。 次に、この商品やサービスを購入いただける「顧客」の選定、そして
      その顧客の「ニーズ」の想定が必要ということかな。
 上野氏:このコアコンピタンスで想定したビジネスは
      1つは現有のコアコンピタンス「Webサイト設計・構築実績」による「webサイト設計
      と構築ビジネス」、もう1つは「CATV局のサーバー運用」によるアウトソーシング
      としての「IDCサービスビジネス」、今後のコアコンピタンス「ビジネスも出る構築
      スキル」からは「ポータルサイト構築コンサルティングビジネス」辺りでしょうか?
      (注)IDC:Internet Data Center
 中川氏:想定ビジネスとしてはそんなところでしょう。
      この想定ビジネスをもとに「顧客」と「そのニーズ」があるかをみていくことになり
      ますか?
 私  :そうゆうことになりますね。それでは、その顧客とニーズを見極めて「ポータル
     サイト構築事業」を定義してみましょうか。
 
第87回はここで終了します。今回は事業定義の前提となる想定ビジネスを定義しました。
次回は、事業の市場を定義である事業ドメインを「事業定義-2 事業の選定」として取り上げ
ます。

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