経営管理指標の作成 学習と成長の視点の指標

 今日は、昨日の「顧客の視点」と「内部業務プロセスの視点」施策の指標化に
 続き、「学習と成長の視点の経営管理指標化の検討・討議中です。

 山田氏:続いて、学習と成長の視点の施策は「営業情報共有システムの強化」、
     「技術情報共有システム構築」、「先端インフラ技術スキルの育成」が
     あるな。
 中川氏:「営業情報共有システムの強化」、「技術情報共有システム構築」は
     営業と、技術の違いはありますが、共に情報共有ですね。情報共有には
     まず、情報登録が必要ですから管理指標は登録件数としたらいかがで
     しょう。
 上野氏:それもあるけど、目的から考えるとちょっと管理指標として、それだけ
     では弱いですね。
     営業情報共有の目的は提案書の精度向上や提案書作成の生産性向上です
     し、技術情報共有はシステム導入の精度向上や生産性向上と言うことに
     なると思います。
 中川氏:なるほど、そうすると営業では「提案成約率」や「提案書作成生産性」
     などになるかな。
 上野氏:そうだと思います。同様に、技術の方は「導入納期遵守率」や「導入作
     業生産性」となると思います。
 中川氏:それで良いのじゃないかな。ところで、もう一つの施策「先端インフラ
     技術スキルの育成」は教育・育成だが、内部業務プロセスの視点にも
     「契約社員のITスキル育成]で教育・育成があったな。何で、同じ
     教育・育成なのに視点が違っているの?
 私  :ここの議論とはズレますが、良い点に気付かれてますね。学習と成長の
     視点の施策は上位の内部業務プロセスの視点の施策の下位施策ですから
     社員の育成のための施策になっています。同じ教育・育成でも顧客や
     取引先に対する施策は内部業務プロセスの視点の施策に含まれることに
     なります。
 中川氏:分かりました。とすると経営管理指標もそういう観点で設定するわけで
     すね。
 上野氏:上位整合性が必要なわけですね。ここの学習と成長に視点の「先端イン
     フラ技術スキルの育成」は上位施策の「IT事業サイクル体制強化(営
     業)」の下位施策ですから、営業に関係する指標と言うことになります
     ね。
 私  :その通りです。
 中川氏:「先端インフラ技術スキルの育成」の施策がうまく行った状態では営業
     員は先端インフラ技術を駆使して提案書を作成しているでしょうから、
     その技術を盛り込んだ提案書が多く出ると思われます。管理指標は費用
     対効果を反映しなければいけませんから、・・・
 山田氏:営業員が先端インフラ技術を盛り込んだ提案書の受注比率として「新技
     術提案書受注率」なんかではどうだろう。
 中川氏:良いですね。それにしましょう。

 第99回はここで終了します。
 今回は「学習と成長の視点」施策の経営管理指標化の論議でした。
 次回は、新規事業であるERP事業の管理指標策定を「経営管理指標の作成 ERP
 事業の指標」として取り上げます。

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