IT戦略策定-ITCプロセス

 今日、伺いましたら大騒ぎをしていました。というのは、山田氏グループが全社
の情報システム立案を任され、引き続きIT化戦略プロジェクトを担当することに
なったからです。

 山田氏:大変なことになったな!社長から、“情報に強い会社を作れ”と言われ
ている。
中川氏:社長が言うのですから、経営判断が期待通りに把握できる情報システム
と言うことですよね。
 山田氏:そんなところでしょう。
 上野氏:それでしたら、IT戦略策定の標準プロセスに沿ってやっていったらどう
でしょうか。
 中川氏:えーと、標準プロセスはITCプロセスの改訂版で見ると、「1.フェーズ
の立ち上げ」これはもうプロジェクトメンバーは決まったから良いです
ね。次からは企業内の原稿IT環境を調査・分析する「2.IT領域内部環境
分析」、業界やIT技術動向の環境を調査・分析する「3.IT領域外部環境
分析」、ビジネスモデルに沿ったビジネスプロセスモデルを策定する
「4.目標ビジネスプロセスモデルの策定」、現状とのギャップ分析から
対策をつくり、IT化ベースラインを策定する「5.IT戦略策定」、次フェ
ーズへの申し送り事項としての方針策定である「IT戦略展開」のプロセス
で構成されていますね。
 山田氏:良いじゃないか。そのプロセスを順番に進めていってみよう。上野さん
リードしてくれる。
 上野氏:了解しました。ただ、コンサルタントの井上さん、ご支援お願いしま
す。
 私  :当然です。 出来る限りのことをさせてください。
 上野氏:では、IT領域内部環境分析からやっていきましょう。
     この分析は「現行業務プロセス分析」、「現行IT環境分析」、「内部制
約条件確認」で構成され、現行環境分析が主体になります。
 中川氏:要は、現状分析で「現行業務プロセス分析」と言うのは、現状の業務処
理手順がどう処理されているかを調べるということですね。
ただ、この調査は意外と調査が大変ですよ。と言うのは、調査する人が
業務機能を良く知っていないと無理ですから。
 上野氏:そんなことないですよ! 中川さん、忘れていませんか。DMMとDFDを
使えば、業務の意味の分かっている人であれば、1,2年の人でも出来ます
よ。
    (注)DMM:Diamond Mandara Matrix  DFD:Data  Flow Diagram
 山田氏:そうか、そうでしたね。じゃ、中川さんと上野さんで全社調査お願いで
きますか。上野さん、3事業所をどのくらいで出来ますか?
 上野氏:午後半日で、各事業部2回で、合計すると6回ですね。
 山田氏:すごい。中川さんは上野さんほど強くないので教育していただけます
か?
 中川氏:DFDも“業務は情報の変換だ”位のキーメッセージは覚えているけど、
具体的にどうやるか分からないのでよろしく。
 上野氏:じゃ、DFDを使った現状業務プロセス調査の方法のガイドを作って説明
しましょう。明日、中川さん、空いてますか?
 中川氏:助かる。午前中10:00から2時間空いてるけど、それで良いかな?
 上野氏:OKです。じゃ、明日の準備に入ります。

 上野さん、1、2年でも分かるガイドとはどんなガイドを作るのでしょうか

第105回はここで終了します。
今回は「IT戦略策定-ITCプロセス」として、IT戦略手順を取り上げました。
 次回は、素人でも出来る現状業務プロセス調査の方法を「IT戦略策定 現行業務
 プロセス調査」のテーマで捉えます。

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