IT戦略策定-IT動向調査

今日は構築する情報システムのライフサイクルを5年と定めたことから、IT動向の
調査の議論になっていました。
中川氏:新ITCプロセスガイドラインを見ていましたら、ITに関する外部環境調査
としては、業務プロセスに関するベンチマークリファレンスとITインフ
ラ動向調査による最適ITの選択が必要と書いてありましたよ。
山田氏:今日はITインフラ動向にはなしの焦点を当てよう。何か、良い参考資料
が無いかなあ。
上野氏:そうですね。私も中川さんと同じで、ガイドラインを見ていましたら、
最適ITインフラの選択のリファレンスとしてTRM、SRMがありました。
中川氏:なんですか?そのTRM、SRMって。
上野氏:私も調べてみましたら、経産省がEA(Enterprise Archtecture)による
業務・システム設計のために公表している参照モデルで、後続の業務・
システムを構築する際に検討しなければならない事項を標準化し参照でき
るようにしたものらしいです。TRMはTechnical Reference ModelでSRM
はService compornent Reference Modelと
言われ、TRMはハードウエアやソフトウエアのリファレンスそしてSRMは
SOA(Service Oriented Approach)による業務サービスコンポネントの
リファレンスです。SRMはサービスコンポーネントの考え方ですが、TRMは
具体的なリファレンスが作られています。
(http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/ea/gainen/model/trm/3.html)
中川氏:どんな構造になっているの?
上野氏:TRMではそれぞれの技術を「現在の技術」、「標準」、「将来の技術」の
3段階に分けて、システムのライフスパンに合わせて選択できるようにし
ています。
例えば、分散コンピューティングでは現在の技術を「CORBA、HTTP」、
標準を「HTTP」、将来の技術を「グリッド」と表示しています。
中川氏:使い方としては、長期のライフスパンのシステムの場合、HTTPを採用
するが、グリッド(アクセスグリッドと思われる)への移行も十分考えて
おく必要があると言うこと?
上野氏:それで良いと思います。
 山田氏:TRMやSRMはIT領域の外部環境分析のための情報共有システムですね。
良い仕組みです。
 私 :これらのリファレンスはEAを用いた行政の「業務・システム構築の最適
化計画」において使用されています。現在は先進事例として米国国防総省
のモデルが使用されていますが、電子政府の最適化計画が進むにつれて、
より具体的なリファレンスになっていくと思います。
 山田氏:了解です。TRM、SRMも参考に出来るところがあれば、積極的に参照して
行きましょう。

 第107回はここで終了します。
 今回は「IT領域外部環境分析-リファレンスモデル」として、EAにおけるTRM、
 SRMリファレンスモデルの概要をご紹介しました。
 次回は、このプロジェクトの最終回で「IT戦略企画書」を取り上げます。

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