EA目次解説

電子政府の業務・システム最適化計画のプロジェクトに参加している
 中で、EAが難しいという意見をよく聞きました。小職も実際の成果物を作る中で
 かなり苦労しましたし、現在もしています。出版物も多く見受けますが、
 “帯に短し、襷に長し”の感があり、そして解説が難しい。

 自分なりにもう少し、わかり易く解説できないものかとの疑問がありました。
 昨年、私のコースの受講生の方からEAの解説をやってくれませんかと要望が
 あり、トライしてみようと思いました。
 今日がEA解説の第1回です。

 日本では、EAはe-Japan施策の1つである電子政府の「業務・システム最適化
 計画策定指針」に反映され設計が進められており、今年からシステム構築の段階に
 入っていくことになります。
 e-Japan施策にはソフトエンジニアリングの研究強化が謳われています。

 日本の政府の試みとしては初めてです。日本でソフトウエアエンジニアリングは大学
 にも学科が少なく、各ITメーカが独自の研究を進めているにすぎませんでした。
 政府の施策としては電子政府プロジェクトでの現在の取組がこの研究と実践に相当す
 ると思います。ガイドラインも公表され、プロジェクトがこのガイドラインに沿って
 進められています。
 さて、これから数十回にわたって発信しますEA解説はこの電子政府プロジェクト
 を中心に、日本のソフトウエアエンジニアリングとしての紹介を目的に進めたいと
 思います。

 そのテーマをご紹介します。
 (1)EAの全体概要
  電子政府システム構築・維持の考え方/EA出現の背景/電子政府プロジェクトの目的
  と役割/全体機能体系/BAとその機能/DAとその機能/AAとその機能/TAとその機能/
  リファレンスモデル
 (2)業務・システム最適化計画策定プロセス
  全体プロセス概要/現状体系設計プロセス/見直し方針プロセス/将来体系設計
  プロセス
 (3)業務・システム最適化計画策定プロセスでのメソドロジー
  ・現状分析:DMM/DFD/情報分析(抽象化)/WFA/EEM1/情報モデル
  ・見直し方針:見直し目標・ビジョン/SWOT分析/内部管理業務見直し方針
  ・あるべき業務プロセス/EEM1/DAM/あるべきWFA/ EEM2/ERD/ 情報システム機能構成
  ・移行計画:WFA/ERD/情報システム構成
 以上のテーマです。

  ・「EAの全体概要」ではEA全体を鳥瞰してみようと思います。EAは個々の議論に入る
  前に全体像をしっかり持っていないとまったく分かりません。その点を押えたいと
  思います。
  ・「業務・システム最適化計画策定プロセス」では業務・システム最適化計画策定指針
 (ガイドライン)に沿って設計プロセスと設計機能捉えて行きます。
  ・「業務・システム最適化計画策定プロセスでのメソドロジー」では111回までで取り上
  げたものも多々ありますが、電子政府構築のための使用法には違った
  発想を取り入れて活用していますので、その観点に焦点を当てようと思います。
 
 第112回はここで終了します。
 今回は「EA目次解説」として、今後のテーマを紹介しました。
 次回は「電子政府システム設計スキーム」をとりあげます。

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