EAのフレームワーク-成果物と手法(BAの成果物)

EAの全体機能はBA(Business Architecture:政策・業務体系)、DA(Data 
Architectureのデータ体系)、AA(Application Architecture:適用処理体系)、TA
(Technical Architecture:技術体系)の4つの機能体系からなることは概ねご理解
いただけたと思います。
今回はこの体系を策定するに必要な作業項目とその成果物についての概要を解説した
いと思います。現在は先行した共通業務システムプロジェクトの成果物があります。
ここではその1つである
人事給与業務の成果物を参考にしながら進めて行きましょう。
BAは業務処理を標準化するための機能体系ですので、業務機能目標のもとに「業務機能
構成の定義」が必要になります。業務機能構成の定義では業務機能をDMM(Diamond 
Mandara Matrix)を用いて細部機能へ階層化した機能構成図を作成します。たとえば、
販売機能の下位の機能は受注/在庫/発注/入庫/出庫等になります。
機能構成図の
URL→ http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai6/6siryou3-2-3.pdf
機能構成図が作成されると、DFD(Data Flow Diagram)を用いて業務機能間情報の
関連を記述した「情報機能関連図」を作成します。この成果物で業務遂行を行う上で
必要となる情報の連携を見極めることが出来ます。
情報機能関連図の
URL→ http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai6/6siryou3-2-1.pdf
情報機能関連図ができると業務機能に担当する部門と情報システムとの関係を加え、
業務情報の部門間の流れをあらわす「業務流れ図」を(Work Flow Architecture)
手法を用いて作成します。部門という物理要素を加え、部門間での業務が連携を記述
することで現実の運用に近い業務フローが確認できます。
業務流れ図の
URL→ http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai6/6siryou3-3-1.pdf
この確認ができると、業務機能に必要な情報が確定できたことになりますのでUML
(Unified Model Language:第61-65回参照)を用いてデータベース体系と
なる情報モデルとして「情報体系整理図」を策定することになります。
情報体系整理図の
URL → http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai6/6siryou3-4-1.pdf
この情報モデルは業務遂行のための情報を提供が可能なことを表わしていますので、
ここまでの成果物がBAにおける設計仕様書となります。
残りの機能体系であるDA、AA、TAの解説は次回に譲りましょう。
第119回はここで終了します。

今回は「EAのフレームワーク-成果物と手法(BAの成果物)」を紹介しました。
次回は「EAのフレームワーク-成果物と手法(DA,AA,TAの成果物)」をとりあげ
ます。

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