見直し方針プロセス-見直し方針全体フロー

見直し方針という用語はEAにおいてはじめて使われた言葉ですが、現行体系を
見直してあるべきシステムである「将来体系」を策定していくための改善/改革
方針と考えれば良いと思います。
見直し方針のプロセスは「業務環境分析・主要課題抽出」、「内部管理業務見直し
方 針」、「3フェーズアクションプラン作成」の大きく3つのステップで構成され
ます。
★ステップ1:業務環境分析・主要課題抽出
  現状の業務課題からの業務改善も重要ですが、業務・システムを戦略的に最適化
し、本来の目的・目標に向けてのあるべき業務・システムに対する課題と最適化
に向けた基本理念を明確にする必要があります。
  「内部環境」としての業務を処理する組織の特徴と業務を取り巻く「外部環境」と
しての制度や社会経済状況等から主要課題を抽出し、最適化の基本理念を明確に
することがこのステップの目的です。 手法としてはSWOT分析を用い、主要課題
の抽出を行いますが、CSF抽出の方法はEA独自の視点を設けて実施しています。
★ステップ2:内部管理業務見直し方針
  ガイドラインによれば、「業務・システムの現行体系から将来体系の移行計画で
ある最適化計画の策定に向け、現行の業務処理における問題点等を整理の上、業務
の効率化・合理化、利便性の維持・向上、安全性・信頼性の確保、経費削減の観点
からの検討を踏まえ、最適化の基本理念及び具体的な改革事項を内容とする業務・
システムの最適化の方向性を具体的に示す」とあります。つまり、このステップで
は抽出された主要課題から改革/改善に向けての基本理念を策定することになり
ます。政策目標にある「予算効率の高い簡素な政府の実現」とは、システム開発・
運用予算を削減することですし、「業務の効率化・合理化、利便性の維持・向上、
安全性・信頼性の確保及び経費削減」とは国民がユビキタス環境下で利用し易く、
且つ業務プロセスでITに置き換えられるところは出来るだけ置き換え、人手による
業務費用を出来るだけ削減していくことを意味しています。このような観点で、
各業務改革/改善に向けての基本理念の設定を行うわけです。
基本理念の設定後、業務・システム改革事項を策定する。
★3フェーズアクションプラン作成
  基本理念に基づいた改革事項をもとに業務・システムの最適化実施時期の工程表
を、主要改革テーマごとにCSFを3段階の時期に計画化し、最適化計画実現の実現
ステップを作成します。

第129回はここで終了します。
今回は「見直し方針プロセス-見直し方針全体フロー」を取り上げました。
次回は「見直し方針プロセス-業務環境分析・主要課題抽出」をとりあげます。

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