COBITビジネス要件達成サイクル

今回は、「COBITビジネス要件達成サイクル」で経営課題を解決するCOBITの実施ステップについて、述べてみようと思います。

COBITのビジネス要件達成サイクルは、「ビジネス要件」、「情報要請規準」、「IT資源」、「ITプロセス」の要素で達成サイクルを形成します。

(1)「ビジネス要件」とは、経営戦略を基に設定された経営目標、そしてその目標達成のための経営施策があります。
この経営施策の中に、IT化施策が出てきます。
この施策がITに対するビジネス要求です。この要求が情報システム化に対する要請事項となります。

バランススコアカードなどを活用して出てくる要件です。
例えば、売上向上のビジネス達成目標にたいして、“商品の販売推移を地域別にリアルタイムで把握できること”というのはビジネス要件です。

(2) COBITでは「情報要請規準」と表現しています。ITシステムに対する要求事項ですから、IT化の達成目標ということになります。
IT化の達成目標は、ビジネス目標を達成するために“商品の販売推移を有効に分析できること”になります。
この要請規準に基づいて、この要求に合ったIT資源であるIT資源を決めることが必要になります。

(3)COBITでは、要請規準に関係するIT資源を「アプリケーション」、「情報」、「インフラストラクチャ」、「人」に特定しました。
IT化の達成目標である“商品の販売推移を有効に分析できること”を達成するために、4つのIT資源を組み合わせて、IT環境を構築することになります。

(4)その資源を管理するITプロセスを「計画と組織」、「調達と導入」、「サービス提供とサポート」、[モニタリングと評価」として業務領域を定義し、統制を行う構造を作り上げています。
IT化の目標があり、管理するIT資源が決まり、この目標を達成する業務領域(ドメインという)という3つのIT化要件を持つことでビジネス目標を達成するフレームワークを作り上げています。

このフレームワークをビジネス要件達成サイクルといいます。

この達成サイクルの各要素を詳しく捉えていきましょう。
フレームワークの要件をそれぞれに解説していきましょう。
まず、「情報要請規準」です。

今回はここで終わります。
次回は、COBITビジネス要件達成サイクルの「情報要請規準」について解説します。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする