COBITのコントロール目標

今回は、「COBITのコントロール目標」で、COBITフレームワークとITのコントロール目標について整理しておきます。

コントロール目標には、ビジネス達成目標、IT達成目標、ITプロセスコントロール目標、アクティビティコントロール目標等、いろんなコントロール目標が出てきます。
まず、ビジネス達成目標とCOBITフレームワークの関係を整理しておきましょう。

(1)ビジネス達成目標は、
ビジネス成果とそのビジネス成果を統治するためのガバナンス要因を考慮して設定
されました。
ビジネス成果とは、売上高や利益といったビジネス上の成果目標です。
ガバナンス要因とは、ビジネス達成目標を達成するためのビジネスプロセスの統治
要因です。
つまり、このガバナンス要因を設定するには順序があります。
まず、成果目標が最初に決める必要があります。次に、ビジネス達成目標として、
ビジネス成果を成し遂げるために実施すべきビジネス上の方策が決まります。
この方策を実現に導く要因がガバナンス要因となります。導く要因ですから、
原書では“Gervanance Driver”と読んでいます。
この要因にはITに関係しない要因も数多くあると思われますが、この要因をITの
達成目標橋渡しするのが「情報要請規準」になります。

(2)IT達成目標とは、
ビジネス達成目標を情報要請規準に基づいてITのコントロール事項に展開した方策に
なります。この方策としてのIT達成目標は、COBITのITプロセスで実践する
ことになります。
このITプロセスには、IT資源(アプリケーション、情報、インフラストラク
チャ、要因)に対するコントロール目標が必要になります。
このIT資源を最適に組み合わせることが求められるということです。

(3)ITのコントロール目標の達成のためには、
その達成度を測定する測定指標が必要になります。
COBITでは「重要目標達成指標」といい、上位の指標をKGI(Key Goal
Indicator)、下位の指標をKPI(Key Performance Indicator)といいます。
この項の言葉に置き換えますと、ITの達成目標の測定指標はKGI、ITプロセス
の指標はKPIです。ビジネス達成目標をKGIと捉えますと、ITの達成目標は
KPIになります。
IT達成目標のためには、34のITプロセスに対するITプロセスコントロール目標、
ITプロセスコントロール目標を達成するためのアクティビティのアクティビティ
コントロール目標達成がありました。
それぞれのKGI、KPIがIT達成目標に関係付けられた指標として定義される
ことが必要になります。

今回はここで終わります。
次回は、「アクティビティコントロール目標」を取り上げます。

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