アクティビティ目標と成熟度

「情報アーキテクチャの定義プロセス」の「ITプロセスのコントロール目標が「企業の情報のアーキテクチャモデル」、「企業のデータディクショナリーおよびデータ構文ルール」、「データ分類体系」、「インテグリティの管理」の観点を取り入れてみましょう。

コントロール目標の一方の目標である成熟度を向上策を捉えますと、2段階の観点で考える必要があることが分かります。
その意味は、前述しました一般成熟度モデルの「成熟度属性」の観点と「ITプロセスのコントロール目標」の観点です。

まず最初は、成熟度属性の観点での成熟度とITコントロール目標の観点でみる成熟度です。

成熟度属性は、この属性に、「認識および周知」、「ポリシー、標準、および手順」、「スキルと専門知識」、「実行責 任および説明責任」、「達成目標の設定および成果測定」の6属性の観点がありました。

この視点はITプロセス「情報アーキテクチャの定義プロセス」のPDCAの成熟度測定の観点になっています。

つまり、ITプロセスの成熟度向上のプロセスの規準定義です。

もう1つのITコントロール目標の観点は、上位のITプロセスの下位機能要件を定義しているわけですから、ITプロセスの整備要件です。目標の成熟度を達成するための整備すべき対象物を明確にしているのです。

成熟度属性はこの対象物をPDCAでプロセス管理することになります。

整理しますと、成熟度属性はITプロセスを如何に作るかの「How To」の見方であり、コントロール目標は何を作るかの「What Is]の成熟度の見方を表しています。

両面で同時に成熟度定義をするのは困難ですので、成熟度属性の観点でプロセスの観点での成熟度を捉え、コントロール目標項目で具体化していくのが、正攻法であろうと思います。

COBIT4.0では、ビジネス達成目標を達成するために、ビジネス達成目標をITプロセスの施策およびアクティビティ目標への展開スキームとその参考例を提供しています。

ここからは、ビジネス達成目標展開の具体的手順と参考例の記述になります。
記述内容は、以下の通りです。
★「ビジネス達成目標の展開」として、ITコントロール目標展開のための基本手順を述べ、
★「ITガバナンスと測定指標の関係」で、ITコントロール目標の整理をしています。

さらに、付録1と付録2が提供されています。
★付録1において、ビジネス達成目標とIT達成目標、ITプロセスの関係を参考例として紹介し、
★付録2においてITプロセスとCOSO等、他の標準との関係を例示しています。

今回はここで終わります。
次回は、「ビジネス達成目標展開スキーム-その1」を取り上げます。

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