なぜ、経営戦略が必要か

今日は、企業の活動において、経営戦略が重要といわれる意味を捉えてみようと思います。
企業の経営活動は、社会的ルールに則って、収益を上げることにあります。
そのために、経営者は“何をするか”を決めて経営活動に反映していくことになります。
もっと正確に言いますと、“誰の、どんなニーズに対し、何を提供するか”を決定することです。

“誰の”とは市場や顧客を表し、“何を”とは提供する商品やサービスを意味しています。
“どんなニーズ”とは、市場や顧客の要求なのですが、経営活動では時間軸を加味して判断をします。
直近のニーズと長期的な“時流”としてのニーズです。

経営活動は、企業の収益を向上するための活動であることは自明のことです。
収益を向上させるための方策は“経営戦略”といわれますね。
経営戦略とは、経営資源の“ひと”や“もの”を最適に配置して、競合他社より優位な活動を実施し、収益を向上させることでした。

継続的に収益を確保・向上させていくには2種類の戦略が必要になります。
1つは、直近の顧客ニーズに合わせること、もう1つは中長期的(通常は3年先以上)な市場ニーズに合わせて、商品やサービスを提供する活動の実践です。

直近のニーズに合わせた戦略とは、現在の事業で収益を上げている事業を見極めることです。
ニーズがあるから収益が確保できているわけです。
この事業を拡大する戦略を策定します。この戦略を“成長戦略”といいます。

一方、長期的な市場ニーズとは、時流としてのニーズ動向把握が必要です。
これからの環境技術、遺伝子技術、ナノ技術など技術的、政策的政策などがその時流を作って行きます。
この時流に沿って、3年後に収益を確保していく方策を作ります。
新商品開発など、自社で競争力をつける分野を強くする新規事業立上げの戦略です。
この戦略を“競争戦略”といいます。

直近と時流としての顧客ニーズによって、2種類の経営戦略が決まってくることになります。経営戦略は、生き残りのための経営活動改善の方策なのです。

今回はここで終わります。

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