IT成熟度の作り方

IT成熟度はCOBITで34のITプロセスに対して6つの成熟度属性の視点をもとに定義されています。
34個のITプロセスに対して6段階の成熟度が定義され、各IT プロセスはコントロール目標が当該プロセスの成果物目標として設定されています。

初めて、IT成熟度測定をしようとされる方は戸惑いますね!今日はこの成熟度定義の進め方と成熟度向上対策の作り方をテーマとします。

当職の方法論です。

最初に、この分析で認識しておかなければならないことは、2つの側面があるこです。

1つは、成果物目標としてのIT コントロール目標。

もう一つは、成熟度を向上するための成熟度属性の向上対策です。成熟度属性の観点から話を進めようと思います。

各ITプロセスの成熟度定義は、成熟度属性を元に記述されているということは、その視点の順序で成熟度の記述がなされていることを気づかれていましたか?
つまり、成熟度属性の視点である「認知および周知」、「ポリシー、標準および手続き」、「ツールと自動化」、「スキルと専門知識」、「実行責任および説明責任」、「達成目標の設定および成果測定」の順序でITプロセスの成熟度記述がなされています。

そうしますと、IT成熟度対策を作成するステップは、

ステップ1:改善したい対象のITプロセスで目標とする成熟度レベルの記述を
成熟度属性の順序に従って整理する。

ステップ2:成熟度属性に対する現在の成熟度状況を記述する。
ステップ3:成熟度属性の順に目標成熟度と現在の成熟度記述を対比し、目標の
成熟度記述にはあるが、現在の成熟度記述にはない差分を抽出する。

ステップ4:ステップ3での差分を成熟度対策として記述する
ステップ5:ステップ4の対策に漏れがないかをITコントロール目標によって
検証する

以上の5つのステップになります。

成熟度対策は、IT化対策を作成しているのではないのですが、現実にはIT化されていないために業務遂行上の問題を起こしている状況が出てきます。
これは、成熟度が現場の業務遂行能力を取り上げているからです。
IT戦略は経営戦略に基づくIT化でトップダウン施策になりますが、成熟度で発生するIT化施策はボトムアップの施策になります。
IT化施策も2種類の施策として捉えることが必要でしょう。

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