SWOT BSC COBITの関係

“SWOT分析! BSC分析!”これはよく知っています。という言葉を良く聴きます。
ところが、研修やコンサルで入ってみますと、ほとんど有効に活用されているところがありません。

会社から、“中期事業計画をSWOTやBSCを使用して作成しろ”と言われているために、仕方なく使用しているところもあります。
事業計画と関係無くお遊びになっています。

基本的なSWOT分析から、その理由を考えて見ようと思います。

ある大手銀行の方で、“SWOT分析は何処でやっても同じCSFしか出ません。
あまり役に立ちません。”と言われた中堅のIT企画員の方がいました。
話しかけられた時は良く分からなかったのですが、その方のSWOTの要因の整理が全く意味の無いまとめ方になっていることに気づきました。

SWOT分析は要因整理の良し悪しが命です。

以下にその整理基準を書いておきましょう。


1.機会/脅威要因の整理基準のポイント
(1)脅威要因は自社企業の体力として対処不可能要因をまとめる

(2)機会要因は自社企業の強みを活かせる時流要因及び現有事業での競合他社 による競争要因です。
例えば、ITメーカーで“A社の省エネサーバーの攻勢”などの競合他社の競争要因は新たな対応すべき機会要因として整理する。
理由は、競合他社によって知る自社も進出できる機会要因なわけです。
競争相手との競争要因を脅威要因にしないことです。

2.強み/弱み要因の整理基準のポイント

強み弱み要因は、対象となる業界標準や目標の競合企業といった設定が必要です。

例えば、IT業界で“インターネットFAQサービスデスクシステムを有している”の要因は、競争ターゲットをどのレベルに置くかによります。

業界トップレベル企業をターゲットにすれば「弱み」要因になるかもしれないし、業界の中堅以下レベルに焦点を当てれば「強み」要因として整理します。
強み弱みの規準を設定して要因を整理することです。

次に各要因のグルーピングです。
(1)機会/脅威要因のグルーピング化のポイント
要因のグルーピングを余りマクロにまとめると何の役にも立ちません。
例えば、「IT」、「政治」、「環境」といった類です。CSF発想時にアイデアが バラツイテしまいます。

「戦略業務情報のIT化進展」のように、時流の流れをより 具体的にしてグルーピング化することです。

(2)強み/弱みのグルーピング化ポイント
機会/脅威要因のグルーピング化と同様で、「営業」、「SE」、「研修」といったマクロのくくりでは有効のCSFは出てきません。

議論が分散するからです。
「モバイルソリューション営業」、「トップアプローチ営業」といったように ある程度強み/弱みを特定できる表現が必要です。

以上の観点を留意して、全員合意で要因を整理することで有効なCSFを創出すること
が可能になります。

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