SWOT BSC COBITの関係(その2)

SWOT分析は経緯ビジョンや事業ビジョンの作成を支援する手法として有効です。
一方、BSCは経営(事業)施策の手順を追って作成する(戦略目標)手法として有名です。
しかし、両方を有効に連携して活用されているところは、あまり見かけていません。
理由は、全く異なる手法なので連携できないと頭から思われているところも あります。
両手法の連携のキーには、SWOTにおける“CSF”とBSCにおける“戦略目標”の位置
づけが明確にされていないところがあります。

SWOT分析のCSFから述べていきます。
CSFは“重要成功要因”といわれるように、事業を成功させる要件ですから“・・・
のスキルを有していること”、“・・・の仕組みがあること”といった事業成功の要因、すなわち「必要な状態」を捉えます。

事業施策はこのCSFに対する実施方策 となります。したがって、CSFは3年後の経営(事業)ビジョンを目標におきますと、現在から1年目、2年目あるいは3年目の成功のマイルストーン(中間目標)に位置づけられることになります。

BSCにも戦略マップという戦略目標を4つの視点で関係付けた戦略ステップがあり ます。

BSCの4つの視点である「財務の視点」、「顧客の視点」、「内部業務プロセスの視点」、「学習と成長の視点」は従属関係にあるのですから、言い換えますと一番下位の「学習と成長の視点」から時系列に戦略目標を関係付けた図となっています。
戦略目標というのは、「財務の視点」で設定した経営(事業)ビジョンの目標である「売上」や「利益」に対するあるべき要件ですので、4つの視点での「達成状態」 を表すことになります。

ここで、気づきますのは、SWOT分析での「CSF」とBSCでの「戦略目標」は同じ内容を表しているということです。
SWOT分析との違いは、事業ビジョン作りですので、事業ドメインをCSFを考慮しながら定義することです。

「事業目標」、「顧客」、「顧客ニーズ」、「コンピタンス (商品やサービス)」がドメインでは定義され方向付けられます。
BSCでは、このドメインの定義の基で4つのステップの戦略目標が定義されます。

“SWOT分析のCSFを再検証していることになりませんか?”
私はそう考えています。皆さんのお考えがあれば投稿いただければと思います。

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