BCP策定と運用サイクルの全体像

BCPの全体像を捉えるには、その実施ステップから捉えていくのが分かり易いと思います。BCPのステップは、「1.BCP基本方針の立案」、「2.BCPサイクルの運用体制確立」、「3.BCPサイクルの継続運用」、「4.BCPの発動」の4つのステップで進みます。

◆「1.BCP基本方針の立案」では、
BCPの策定・運用の目的に沿って、基本方針を作ります。
BCPの策定・運用の目的とは、「緊急時においても事業を継続できるように準備しておくことで、顧客からの信用、従業員の雇用、地域経済の活力の3つを守り、企業価値を維持・向上させること」です。

◆「2.BCPサイクルの運用体制確立」とは、
BCP文書化するためのプロジェクトを発足することです。そのためには、BCP基本方針に沿って、取引先企業や協力企業との意見交換や摺り合わせを行い、自社企業の規模や経営体力に応じてプロジェクト体制を作ります。
当プロジェクトは、自社にくわえサプライチェーンに関係企業が対象となる全社プロジェクトとなりますので、経営者自らが率先して策定・運用推進に当ることが求められます。
さらに、当該プロジェクトの意味を全従業員に対して周知させ、協力体制を気づくことが必要となります。

◆「3.BCPサイクルの継続運用」とは、
組織が存続し続けるために、中核事業の特定と事業継続に関する障害を認識し、災害時等において当該事業を継続するための手順(BCP)の確立、及び、その手順を有効に機能させるための教育や訓練、更新、災害に対する事前対策まで含めた管理のことです。
BCPの中心箇所です。BSIの定義とは異なりますが、この活動のPDCA運用の記述・体制がBPMといわれています。

◆「4.BCPの発動」とは、
緊急事態が発生したときに、BCPに定義した発動規準に基づいてBCP内容の実施を発動し、事業復旧する活動です。
述べてきましたことからお分かりのように、「1.BCP基本方針の立案」、「2.BCPサイクルの運用体制確立」、「3.BCPサイクルの継続運用」までの3ステップは平常時に準備する事項であり、「4.BCPの発動」は緊急発生時から復旧時における実施事項となります。

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