BCPサイクルの継続運用ステップ

BCPサイクルの継続運用ステップは、緊急事態発生に備える平常時の準備事項で構成されます。
その準備事項の各ステップは、「1.事業を理解する」、「2.BCPの準備、事前対策を検討する」、「3.BCPを策定する」、「4.BCP文化を定着させる」、「5.BCPの診断、維持・更新を行なう」の5ステップです。それぞれのステップの作業事項を概観してみしょう。

◆「1.事業を理解する」での準備事項とは、
BCP作成の中でもっとも重要なステップです。緊急事態発生時の事業への影響度を調査し、財務的な費用を算定します。企業の経営体力上、すべての事業のBCPを作成することは投資対効果の観点で有効ではありません。
ビジネスインパクト分析という手法を用いてより重要な中核事業と中核事業を支える資源(ひと、もの、金、情報)の中でボトルネックとなる資源を選定して対策を講じることになります。

◆「2.BCPの準備、事前対策を検討する」での準備事項とは、ビジネスインパクト分析から選定された中核事業を復旧・継続させるための準備と事前対策を作成します。
つまり、「BCP発動時のボトルネック資源の代替案」と「ボトルネック資源が被害を受けないための事前の対策」を策定します。

◆「3.BCPを策定する」での準備事項とは、
緊急事態発生時およびその後の中核事業の復旧・継続に対応し、目標復旧時間内に回復させるための手順としてのBCPの策定とその発動基準、体制を整理します。

◆「4.BCP文化を定着させる」での準備事項とは、
緊急事態発生時に、従業員が準備したBCPを有効に活用できるようにすることが必要です。
そのためには、BCP運用に対する経営者の前向きな姿勢とBCPに関する訓練や教育が積極的に行われ、「BCP文化」とすることが必要になります。

◆「5.BCPの診断、維持・更新を行なう」での準備事項とは、
BCPが中核事業の復旧継続が有効に機能するように会社に関する情報の最新化とBCP運用体制の見直し、事前対策費用等の確保を行います。
作成したBCPの診断・チェックをおこない、BCPの維持・更新を行うことになります。

BCP策定ステップの概要は把握されたと思いますので、次回からはこのステップをより具体的な解説に移ります。

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