ビジネスインパクト分析

「ビジネスインパクト分析」の目的は、以下の3点に集約されます。

◆中核事業の業務洗い出しと関係するリソースの洗い出し
投資対効果の観点で中核となる事業を選定し、その事業遂行の上での業務と関係するリソース、「人」、「機器」、「システム」等の資源を洗い出し、業務との関係を特定します。災害時にはこのリソースが被害を被ることになりますので、業務への影響を見極めることが可能になります。
重要業務に必要な資源から不可欠な資源を「ボトルネックリソース」と言います。

◆災害時に業務が事業へ与える影響と復旧業務の優先付け
災害時に重要な影響を与える業務を選定し、優先づけをします。
その影響度分析要因として、「顧客影響度」、「収益資産影響度」、「社会的影響度」などを設定し、配点することで業務の優先付けをし、重要業務を選定することになります。
「顧客影響度」とは、顧客へのサービスや商品提供ができなることにより顧客が被る影響の度合いです。
「収益資産影響度」とは、財務上の売上減少や資産被害を復旧に必要な資金的影響の度合いです。「社会的影響度」とは、社会的なインフラや近隣に与える影響度合いを言います。

◆目標復旧時間(RTO)の設定と復旧対策
復旧すべき業務の目標復旧時間(Recovery Time Objective)を以下の点を考慮して設定します。
中核事業に係る取引先やサプライチェーンの要請の観点から、自社が被災したときに取引先に許容される業務停止時間の限度を把握し考慮点とします。
会社の財務状況に基づく時間の観点から、中核事業が停止して被る損失(納期遅延の違約金、賃金支払い、修復費用等)に対して耐えられる限界の期間を把握して考慮点とします。