BCP事前対策の検討内容−2

前回の第1の作業ステップでは、中核事業の継続においてボトルネックとなる必要資源を確保する方法や手段を事前に検討し、把握することを行いました。
BCPサイクルの継続運用ステップの2ndフェーズの2番目の作業ステップ、「BCPの準備、事前対策を検討する」についての検討事項を見ていきます。
このステップの目的は、これまでの分析結果を踏まえて、目標復旧時間内に事業を復旧できるようにするための事前対策を検討することです。
作業順序は、「ボトルネックである全ての資源を災害から保護又は代替の準備をする対策を策定する」、「ボトルネック対策の優先度付けをする」の2つの作業です。
これらの作業内容を順番に述べていきます。

◆ボトルネックである全ての資源を災害から保護又は代替の準備をする対策を策定するこの作業は、ボトルネック資源に対して「ソフトウエア対策」と「ハードウエア対策」を策定します。
ソフトウエア対策とは従業員の労力を必要とする対策で、ハードウエア対策とは物理的な対策で導入資金を必要とする対策です。
たとえば、
「ソフトウエア対策」には、
・避難計画を策定する
・従業員連絡リストを作成する
・防災に関する従業員教育をする
・ハザードマップを調べる 等がありますし、
「ハードウエア対策」には、
・施設を耐震化する
・棚を壁に固定する
・防災用具を購入する 等があります。

◆ボトルネック対策の優先度付けをする対策には投資が必要であり、「どのボトルネック対策から実施していくべきか?」という優先度の判断が必要です。
優先度判断基準に沿い段階を追って実行することになります。
その視点には、
・中核事業が影響を受ける可能性が高いと思われる災害
・想定した災害により影響を受ける中核事業上のボトルネック
があり、優先順位を決めて実施することになります。

(注記)「事前対策と優先度」に関する詳細情報は「中小企業BCP策定指針」の「6.事前対策メニュー一覧」を参考にしたらよいでしょう。
こちらです。⇒ http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_b/bcpgl_06.html

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