「業界を制する」には

ポーターはこの5つの競争要因のいずれかを凌駕した企業が業界を制することができると言っている。
たとえば、ヨドバシ、ビックカメラ等の電気量販店は好業績を挙げている。その背景を調べてみると、商品の仕入れはメーカーに対し、市場価格を基に仕入れ価格を要求するし、顧客がこれらの量販店で値引き要求しているのも余り見かけない。
すなわち、「供給者の支配力」と「買い手の交渉力」の要因を凌駕しているわけである。
このように競争要因を凌駕するためには他企業と差別化した「差別化戦略」、高品質低価格による「コストリーダーシップ戦略」、特定分野や特定市場を狙った「集中戦略」を採ることであるとポーターは言う。